プレスリリースは5W1Hを整理してから書く
プレスリリースを書くときは、いきなり文章を作り始めるのではなく、最初に「5W1H」を整理することが大切です。
5W1Hとは、「誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように」を表す情報整理の基本です。新商品や新サービス、イベント、キャンペーン、新店舗のオープンなど、どのような発表でも活用できます。
必要な情報が整理されていれば、タイトルやリード文が作りやすくなり、読者にも発表内容が伝わりやすくなります。

プレスリリースに必要な5W1Hとは
| 項目 | 意味 | プレスリリースに書く内容 |
|---|---|---|
| Who | 誰が | 企業名、団体名、店舗名、ブランド名 |
| What | 何を | 発売、開始、開催、導入する内容 |
| When | いつ | 発売日、開始日、開催日時、期間 |
| Where | どこで | 開催場所、販売地域、店舗、Webサイト |
| Why | なぜ | 開発や開催に至った背景、目的 |
| How | どのように | 利用方法、販売方法、特徴、仕組み |
すべての項目を一文の中へ無理に詰め込む必要はありません。Who・What・Whenなどの重要な情報はタイトルやリード文に入れ、WhyやHowは本文で詳しく説明すると、読みやすい構成になります。
5W1Hを使ったプレスリリースの例文
情報が不足している例
新しい予約サービスを開始します。便利な機能を搭載し、多くの方に利用していただけるサービスを目指します。
この文章だけでは、運営会社、サービス名、開始日、対象者、開発した背景などがわかりません。「新しい」「便利」といった表現も抽象的で、具体的な特徴が伝わりにくくなっています。
5W1Hを整理した例
株式会社〇〇は、個人経営の飲食店を対象としたオンライン予約サービス「〇〇予約」を、2026年8月1日より全国で提供開始します。電話対応にかかる店舗の負担を軽減するため、予約受付から顧客管理までをスマートフォンで行える仕組みを提供します。
- Who:株式会社〇〇
- What:オンライン予約サービス「〇〇予約」
- When:2026年8月1日
- Where:全国
- Why:電話対応にかかる飲食店の負担を軽減するため
- How:予約受付から顧客管理までスマートフォンで行える
5W1Hを整理すると、何についての発表なのかが短い文章でも明確になります。
5W1Hはタイトルとリード文にどう入れる?
タイトルには、すべての情報を入れるのではなく、「誰が」「何を」「いつ」など、ニュースの中心となる要素を優先します。
タイトル例:
株式会社〇〇、飲食店向けオンライン予約サービス「〇〇予約」を8月1日より提供開始
リード文では、タイトルに入らなかった対象者、提供地域、背景、特徴などを補足します。最初の一段落を読んだだけで発表の概要が理解できる状態を目指しましょう。
不足しやすいのは「なぜ」と「どのように」
プレスリリースでは、商品名や発売日は書かれていても、「なぜ開発したのか」「従来と何が違うのか」が抜けている場合があります。
単に「新商品を発売します」と伝えるだけでは、商品案内に近い内容になります。社会や業界の課題、利用者から寄せられた声、開発に至った経緯などを加えることで、発表のニュース性が伝わりやすくなります。
また、「簡単」「便利」「高品質」といった言葉だけに頼らず、利用手順、所要時間、機能、価格、対象人数など、具体的な事実を示すことも重要です。
5W1Hを整理できるテンプレート
執筆前に、次の項目を埋めてみましょう。
- 誰が:
- 何を:
- いつ:
- どこで:
- なぜ:
- どのように:
項目を埋めた後、「誰が、いつ、何を開始する」という順番でリード文の骨組みを作り、背景や特徴を加えると、文章を組み立てやすくなります。
公開前に確認したい5W1Hチェックリスト
- 正式な会社名や団体名が書かれているか
- 商品名やサービス名が明確になっているか
- 発売日、開始日、開催日が書かれているか
- 販売地域や開催場所がわかるか
- 発表に至った背景や目的があるか
- 特徴や利用方法が具体的に説明されているか
- タイトルと本文の日付や名称が一致しているか
まとめ
プレスリリースは、文章表現を工夫する前に5W1Hを整理することが基本です。
誰が、何を、いつ、どこで行うのかを明確にし、その背景と方法を補足することで、発表内容が伝わりやすくなります。タイトルにはニュースの中心となる情報を入れ、リード文と本文で不足する要素を補いましょう。
書き終えた後は、5W1Hの各項目がそろっているかを確認するだけでも、情報不足やわかりにくい表現を減らせます。
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